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21世紀に世界経済を席巻すると言われるBRICs(ブリックス)4ヶ国。その中でも、世界第3位の経済力を誇るようになると見られるインドは、かつて滅亡を経験し、英国の長い支配の中で苦しみ続け、独立達成後も流血に苦しみ続けた国であった。そんなインドが、いかにして現在のIT大国としての地位を築き、21世紀への輝かしい未来への道を開いたか。独立の志士たちの苦しみと栄光、そしてインドの将来について、書いた。
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本文見出しの文頭12. インド・経済大国へ向けて

独立後の、いまだ歴史となっていない血なまぐさい歴史はしばらく措く。


俗な話になる。しかし、この部分が、筆者のいまの関心事であり、この稿の主題である。

インドの経済のことである。

冒頭にも述べたように、その経済は、21世紀の超大国と呼ぶにふさわしい質と量を備えるまでになった。

もちろん、経済というたったひとつのものさしを持ってして、国という血の通った人文の塊を図ることほど、愚かなことは無い。

しかし、食えるということが、あるいはその国の文化や伝統を発展させる上で重要な要素であることにおおかたの異論は無いと思う。

なにより、インドの経済が発展するということは、不可避的に、その文化・伝統が世界に影響をおよぼすということである。

そういった意味で、インドの経済発展に関して、以降、述べていきたい。

参考までに、2006年現在の、インドの基礎的な情報を、他の国との比較の上で記す。
数値は、日本外務省のホームページに拠った。日本については、アメリカCIAホームページのワールドファクトブックに拠った。

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国名:インド(INDIA)
人口:10億2,702万人(01年国勢調査)
首都:ニューデリー(New Delhi)
主要産業:農業・工業・鉱業・IT産業
GDP:6,919億ドル(2004年:World Development Indicators 2005)
一人当たりGNI:620ドル(2004年:同 上 )

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国名:アメリカ合衆国(United States of America)
人口:2億8,142万人(2000年)
首都:ワシントンD.C.
主要産業:工業(全般)・農業(小麦・トウモロコシ・大豆・木材他)・金融保険不動産業・サービス業
GDP:11兆7,343億ドル(2004年)
一人当たりGNI:37,622ドル(2003年)

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国名:中華人民共和国(People's Republic of China)
人口:13億人超(2005年1月中国政府発表)
首都:北京
主要産業:農業・エネルギー産業・鉄鋼・繊維・食品
GDP:約1兆6,487億ドル
一人当たりGNI:1,100ドル(2003年)

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国名:日本(Japan)
人口:1億2,711万人(2005年7月推定)
首都:東京
主要産業:N/A
GDP:約5兆ドル
一人当たりGNI:36,000ドル(2001年)

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この冒頭で紹介した、ゴールドマンサックスのレポートによれば、上記四カ国の2005年におけるGDP順位は、

「中国・アメリカ・インド・日本」

となる。

驚くべきことに、もはやそこにはヨーロッパの姿はなく、いわゆる欧米諸国はその「米」しか残ってはいない。

そして、インドはどうどうと3位の位置を占めている。

まことに、独立にかけた志士たちの思いは報われたといっていい。

以下に、そうした経済に関するあれこれを記していく。




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